湿気の多い日本では本当に面倒になりがちなワキガや多汗症、かと言って市販薬を使ったところで対して改善されず役に立たない…。
そんな悩みでお困りの方は多いかと思いますが、実は海外ではすでに「発汗や臭いを抑える専用の薬」が存在しているのはご存知でしょうか。
今回はそんな海外の制汗剤について日本人が使うとどうなるか、どこで購入できるかを解説してまいります。
多汗症・ワキガはなぜ起こるのか
人間がかく汗には主に2種類の汗があり、それぞれ特徴は以下の通りとなります。
- エクリン汗腺
多汗症の原因となる汗。無色透明でサラサラしているのが特徴。
全身に300万個程度分布すると言われ、多汗症の方は数が多いわけではなく汗腺からの分泌が活発なことが原因。 - アポクリン汗腺
ワキガ臭の原因となる汗。白濁色でベタベタ、服につくと黄ばみの原因になる。
単体ではほぼ無臭だが脂質やタンパク質を多く含み、これが体表の常在菌に分解されることで独特の臭いとなる。
多汗症・ワキガではこの2種類の汗をどうコントロールするかが重要となるので、部位別に使用可能な薬を紹介してまいります。
①塗布部位の汗管に栓をする薬
パースピレックスは塗布部位の発汗を抑える薬で、見た目はデオドラントですがれっきとした医薬品なので高い効果を誇ります。
有効成分の塩化アルミニウムには汗腺にフタ(プラグ)を形成する作用があるので、多汗症の原因となるエクリン汗腺からの発汗を抑えてくれます。
アポクリン汗腺を塞ぐわけではありませんが、塩化アルミニウムそのものに高い殺菌効果があるため雑菌の繁殖を妨げワキガの症状を抑える効果も期待できます。
実際の口コミを見てみると…
その効果は非常に強力で、実際の使用者の口コミを見ると…
手汗や足汗にも良いし、化粧ドロドロになる顔とか胸とかの広範囲にはローションタイプがおすすめ✌
週一回塗ればオッケーなので全然減らない🤣コスパ良すぎる✨
本当にすごいですよね、、、
と多くの方が効果を実感しているのがわかると思います。
塗布する必要があるので使用部位は限られるものの、海外では薬局で売っているレベルで副作用リスクも少なく長期使用でも耐性や中毒の心配がないので、まず最初に試したい薬と言えるでしょう。
ワキガや多汗症の第一選択・パースピレックス
パースピレックスはゴドレジ社が製造・販売する多汗症やワキガの治療薬です。
有効成分の塩化アルミニウムには汗管に栓(プラグ)を形成する作用があり、汗やワキガによる臭いを大幅に改善する効果があります。
副作用への対策
ただし、塩化アルミニウムは確かな効果がある分だけ副作用も出ることがあります。
特に多く見受けられるのはかゆみ、かぶれ、炎症、(刺すような)痛みなどの症状で、使用している70%ほどの方が少なからず感じることがあるとされていますので体質に合わない場合は敏感肌用を使用しましょう。
どうしても副作用が気になる場合は「精製水で少し薄めてみる」「下地に保湿剤を塗ってみる」といった工夫でも軽減できますので試してみてください。
②服用で全身の発汗を抑える薬
ただし、パースピレックスは塗り薬で皮膚刺激にもなりやすいので頭皮や手の平、顔などに使うことはなかなかでないのが難点。
そういうときに便利な薬がプロバンサインという飲み薬で、こちらは有効成分・プロパンテリンの抗コリン作用により全身の発汗そのものを抑える効果があるため、飲むだけでワキガ・多汗症の症状を抑えることができます。
もしパースピレックスで効果がなかったり塗布できない部位での症状に悩まされている場合に検討したい薬ですね。
こちらも制汗効果は非常に強力で、実際の使用者の口コミを見ると…
手ギュッって釣るテクはヤバイw
顔も近づけてくれて最高でした(^o^)
ただプロバンサインの効果の感動の方が強くて
w顔面近くてもギュッされても汗かかない
俺人生変わったかもしれない
でも
剥がしが早かった(´Д` )言いたいこと言えんかった
私の世界、変わる！
とやはり多くの方が効果を実感できているのがわかります。
ちなみに、パースピレックスとプロバンサインは併用が可能で併用によりさらに強力に多汗症・ワキガを抑えることも可能です。
飲むだけで全身の発汗を抑える・プロスパス(プロバンサインジェネリック)
プロバンサインは、ロイドラボラトリーズ社が製造・販売する多汗症やワキガの治療薬です。
有効成分プロパンテリンには抗コリン作用があり飲むだけで全身の発汗を抑えるため、手や頭皮など塗り薬が塗りにくい場所にも有効です。
また、代表的な塗り薬であるパースピレックスとの併用により相乗効果が期待できます。
副作用への対策
ただし、こちらにも服用のリスクはあり、効果が高い分だけ副作用の程度も強めになります。
多く見受けられるのは体や喉の乾き症状ですが詳細は人によりけりなので、もしキツいようであれば半錠に留めるなど用量面では少々工夫が必要かもしれません。
とかく普段大丈夫でも食べ物を飲み込めない、詰まるという方も多いので水分補給はこまめに行うようにしましょう。
私の熱は絶対「プロバンサイン(多汗症の薬)」副作用です！！
ちゃんと「ほてり」って書いてます！！
だから熱発と捉えないで下さい！！
面接する人…。
もう仕方ないんです💧( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
また、パースピレックスと違って全身の発汗を抑えることから体温調節機能が行われづらくなり副次的に熱中症のリスクが高まるのもちょっとした弱点です。
気づかぬ間に体温が37度近くまで上がっていた…なんてことも珍しくはないので、特に夏場や運動中の熱中症対策には万全の注意を払って使用しましょう。
ワキガの場合での注意ポイント
ちなみに、ワキガの方の場合はこれらの薬を使用しても中には「効果がなかった」「むしろ臭くなった」という方もいらっしゃいます。
というのも、汗には体表面を洗い流して雑菌の繁殖を防ぐ役割ももっているので、人によっては汗を完全に止めることで逆に臭いが増してしまうことがあるためです。
その場合は脱毛・剃毛などで臭いの軽減を図ったり市販の抗菌作用のあるデオドランドと併用することで改善が図れます。
今回紹介した医薬品一覧
最後にもう一言だけ…
このように、現代の医学をもってすれば手術をしなくてもワキガや多汗症の症状は抑えることが可能です。
残念ながら日本ではまだ未承認なので入手方法は通販からの取り寄せに限られますが、本当に「世界が変わった」という方も多く見受けられます。
まだ一度も試していなくてお悩みのようであれば、ぜひ一度使ってみていただきたいですね。
