ジスロマックと同じ成分と効果をもつ上に格安ということで通販でも人気のアジーですが、飲み方が症状別に違うのを知らず間違えてる方も多くいらっしゃるようで…。
この薬は誤った飲み方をすると耐性菌の発生リスクを高めてしまうので、適当に飲まないよう注意が必要な薬なんです。
今回はアジー初心者の方向けに症状別の基本の使い方からNGポイントまでわかりやすく細かく解説してまいります。
症状別・基本の飲み方
アジーには250mg/500mg/1000mgの3種類がありますが、症状の程度や種類によって飲み方が変わってきます。
目分量で適当な飲み方をしてしまうと治らなかったり逆に耐性だけついてしまったり逆効果なので以下でしっかり学んでおきましょう。
また、アジーはネット通販(個人輸入)でしか購入できませんのでお手元にない方は以下よりお買い求めください。
【大幅値下げ】ジスロマック・ジェネリックの定番 アジー
アジー(azee)は、シプラ社が製造・販売しているクラミジア、尿路感染症などの治療薬です。
ジスロマックと同じ有効成分アジスロマイシンの細菌の生命維持や増殖が妨げる作用により症状を改善します。
①クラミジアの場合
【オススメのタイプ:アジー1000mg】
クラミジアによる尿道炎および子宮頸管炎の治療には1,000mgを1回だけ服用してください。
また、1,000mgを週1回3週間行うとクラミジア・トラコマチスによる性病性リンパ肉芽腫の治療に有効な場合があります。
用途
- クラミジア・トラコマチスによる軽度から中等度の尿道炎・子宮頸管炎の治療
- 非淋菌性尿道炎、子宮頸管炎、クラミジア感染症の治療
②淋病(淋菌)の場合
【オススメのタイプ:アジー1000mg】
淋菌による軽度から中度の尿道炎や子宮頸管炎の治療には2,000mgを1回だけ服用してください。
用途
- 咽頭・頸部・尿道・直腸の合併症のない淋菌感染症
- 淋菌性結膜炎の治療
- 播種性淋菌感染症による関節炎・関節炎皮膚炎症候群の治療
- 淋菌性髄膜炎・心内膜炎の治療
③梅毒の場合
【オススメのタイプ:アジー1000mg】
2,000mgを1回だけ服用してください。
ただし、アジー(アジスロマイシン)は一次・二次・初期潜伏期の梅毒にしか使用できないためご注意ください。
また、これはアレルギーなどでペニシリンを使用できない方向けの代替治療です。
通常はノバモックス(アモキシシリン)などのペニシリン系抗生物質で完治率90%となっているため、こちらをご利用ください。
④歯周病・歯槽膿漏の場合
【オススメのタイプ:アジー500mg】
1日1回500mgを3日間服用してください。
有効成分のアジスロマイシンはバイオフィルムに穴を開けて内側の歯周病菌にまで薬剤が作用することが分かっています。
ただし、歯周病・歯槽膿漏の症状を抑える効果はありますが完治することはありませんのでご注意ください。
⑤尿道炎の場合
【オススメのタイプ:アジー1000mg】
淋菌以外による尿道炎や子宮頸管炎の治療には1,000mgを1回だけ服用してください。
用途
- クラミジア・トラコマチスによる軽度から中等度の尿道炎・子宮頸管炎の治療
- 非淋菌性尿道炎、子宮頸管炎、クラミジア感染症の治療
⑥肺炎の場合
【オススメのタイプ:アジー250mg/500mg】
初日は1日1回250mgを、2~5日目に500mgを服用してください。
用途
- 経口摂取できる患者
クラミジア肺炎、インフルエンザ菌、マイコプラズマ肺炎、肺炎レンサ球菌などによる軽度の市中肺炎 - 初期IV療法が必要な患者
クラミジア肺炎、インフルエンザ菌、レジオネラ症、モラクセラ・カタラーリス、マイコプラズマ肺炎、肺炎レンサ球菌による市中肺炎の治療
⑦気管支炎の場合
【オススメのタイプ:アジー250mg/500mg】
初日は1日1回500mgを、2~5日目250mgを服用してください。
(500mgを1日1回3日間でも可)
用途
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)による軽度から中度の急性細菌性増悪
- H型インフルエンザ、モラクセラ・カタルハリス、肺炎球菌による慢性気管支炎の軽度から中度の急性増悪に対する治療
⑧副鼻腔炎の場合
【オススメのタイプ:アジー250mg/500mg】
「頭痛」や「顔の痛み」など重症化のサインがある場合、1日1回500mgを3日間服用してください。
用途
- インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリス、肺炎レンサ球菌による軽度から中度の急性細菌性副鼻腔炎の治療
この症状にアジー(アジスロマイシン)は効果がないので注意!
このように様々な症状に有効なアジーなのですが、何にでも効くわけではなく効果がない症状もあります。
基本的にアジーは細菌に効果のある抗生物質でウイルスや真菌(カビ)には効果がないので、これは覚えておくと便利かもしれません。
①淋病(淋菌)
アジーも昔は淋病(淋菌)に対して有効だったのですが、耐性菌がすごいスピードで発生したため現在ではほとんど効かなくなってしまいました。
今や淋病はネット通販(個人輸入)の薬では治らなくなっていて、病院での注射・点滴治療でようやく治る性病となっています。
- ロセフィン(セフトリアキソン)
点滴。治療は1回のみで30~60分程度。 - トロビシン(スぺクチノマイシン)
→筋肉注射。
②梅毒
先ほど説明したとおり、アジーは梅毒にあまり有効というわけではありません。
ただし、ノバモックス(アモキシシリン)などのペニシリン系抗生物質を使えば完治率は90%となっていますので、こちらをご利用ください。
③風邪
風邪の原因はほとんど場合ウイルスによるものです。
アジーをはじめとした抗生物質は細菌に対してのみ有効な成分で、そもそもウイルスに対しては効果がありません。ご注意ください。
これってアジーの副作用?
さて、基本を学んだところで次はアジーの副作用も知っておきましょう。
少し数が多いかもしれませんが、重要なものだけでも知っておくと良いでしょう。
主な副作用
- 下痢
- 吐き気、嘔吐、胃の痛み
- 頭痛
ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 激しい胃の痛み、水っぽいまたは血だらけの下痢
- 速いまたはドキドキする心拍、胸のなびき、息切れ、突然のめまい(あなたが気を失うかもしれません)
- 肝臓の問題(吐き気、上腹部の痛み、かゆみ、疲労感、食欲不振、暗い尿、粘土色の便、黄疸(皮膚や目の黄変))
- 深刻な薬物反応(皮膚の発疹、発熱、腺の腫れ、インフルエンザのような症状、筋肉痛、重度の脱力感、異常なあざ、または皮膚や目の黄変)
- アレルギー反応の兆候がある場合(じんましん、呼吸困難、顔や喉の腫れ)
- 重度の皮膚反応(発熱、喉の痛み、眼の灼熱感、皮膚の痛み、赤や紫色に広がり、水ぶくれや剥離を引き起こす皮膚の発疹)
アジーとの相互作用を引き起こす成分
アルコール
アジーはアルコールとの相互作用はありません。
しかし、
- どちらも肝臓に影響を及ぼす成分なので、思わぬ副作用を引き起こす可能性はある
- 脱水症状を引き起こしたり睡眠の質を下げたりと、自然治癒力を下げる可能性がある
といったことからオススメできるものではありません。
仮に飲むにしても1~2杯くらいに留めておくのが無難でしょう。
日光
アジーの有効成分には紫外線の感受性を高め日焼けしやすくする効果もあります。
日光や日焼けマシンへの露出は避け、屋外ではしっかり保護したり日焼け止めを使ってください。
最後に…
ポイントだけ押さえて説明していったつもりでしたが、色々と説明が長くなってしまいましたね。
アジーは普通の薬と違って抗生物質なので注意事項はどうしても多くなりがちで、上に挙げた項目もほんの一部に過ぎません。
その他、細かい注意ポイントは以下ページに詳しく記載してありますので、購入前にはぜひ一度ご覧ください。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。