仕事中やリラックスしたいときにコーヒーを良く飲む方は多いですよね。
コーヒーといえば眠気覚ましに飲むものというイメージが強いですが、実は血糖値を下げる働きがあることから糖尿病予防にも効果的なんです。
糖尿病の予防をしたいけど何から始めたらいいか分からないという方でもコーヒーであれば日常生活に取り入れやすいため今積極的に飲んでいる人も多いとか。
ただし、単にコーヒーをがぶ飲みすればよいわけではなく…
なぜコーヒーに血糖値を下げる効果があるのか?飲み方や注意点についてエビデンスを交えながら解説していきますので参考にしてください!
糖尿病はどんな病気?
糖尿病は血液中の糖の濃度が異常に高くなる病気です。日本では今や5人に1人が糖尿病患者またはその可能性が疑われるとされています。
食事から摂取した栄養の一部は糖となって腸から吸収されると、血液と一緒に筋肉や臓器に運ばれエネルギーとして使われます。この時血液中の糖を筋肉や臓器に取り込む作業をしてくれるのが、インスリンです。
インスリンが働くことで血液中の糖は細胞に取り込まれ必要な場所に行きわたりますが、糖尿病の場合はインスリンの分泌が遅くなったり低下することで血液中から糖が出られない状態になってしまいます。
この血糖値が高い状態を放置すると、徐々に血管がボロボロになっていき目や腎臓、神経、心臓、足などにダメージを与え日常生活に支障をきたします。さらにそれが進行すると脳卒中や心筋梗塞などの合併症にも繋がるという深刻な病気です。
糖尿病になりやすい人の特徴
糖という字が入っているので甘いものを食べ過ぎることで発症すると思われがちですが、原因はその他にもあり…
- 加齢
- 油っこい食事が多い
- 運動不足
- ストレス
- アルコールの飲みすぎ
- 喫煙
糖尿病全体の95%を占める2型糖尿病の場合、このような日々の生活習慣の乱れ発症の原因です。特に上記の習慣はメタボリックシンドロームなど肥満に繋がりやすく、肥満の度合いが高ければ高いほど糖尿病になりやすいと言われています。
また、40歳を境に糖尿病のリスクはグッと上がると言われています。ドキッとした方は今が予防のはじめ時です!
コーヒーは糖尿病予防に効果あり
以前は体に悪いと言われていたコーヒーですが、最近はコーヒーはどうやら健康にいいらしいことが明らかになってきました。
その健康効果のうちの1つが糖尿病予防効果で、数多くの研究結果も報告されています。
研究①
2009年に行われた参加者約45.8万人の実験をまとめた海外の研究です。
コーヒーを1日3~4杯飲む人は1日2杯以下の人に比べて2型糖尿病発症リスクが24%低いことが報告されています。
また、この研究ではカフェイン抜きのコーヒーでも糖尿病発症リスクの低下が認められたとのことです。
研究②
日本でもコーヒーと糖尿病予防に関する研究が行われています。
健康な40~65歳約1.7万人を対象に行われた5年間の調査では、コーヒーを1日3杯以上飲む人は週に1杯飲む人に比べ糖尿病の発症リスクが42%下がることが分かりました。
研究③
最後に、糖尿病リスクが非常に高い40代~64歳の男性被験者49名を対象とした九州大学の研究を紹介します。
①カフェイン入りのコーヒーを1日5杯飲むグループ ②カフェインレスのインスタントコーヒーを1日5杯飲むグループ ③コーヒーを飲まないグループに分け16週間検証。
結果は、①と②の1日5杯飲むグループで食後2時間の血糖値が検証開始前よりも約10%低下しました。
カフェインは血糖値を上昇させると言われていますが、この研究ではそれは一時的なもので長期的には血糖値を下げる効果があると報告されています。
このように、コーヒーの糖尿病予防効果についてはかなり研究が進んでいます。もちろん飲みすぎは体に悪いのですが1日3杯程度であれば糖尿病の発症リスクを抑えたり血糖値を下げる期待できるということです。
コーヒーが糖尿病のリスクを下げるメカニズム
コーヒーと聞くと真っ先に思い浮かぶのはカフェインかと思いますが、カフェインレスのコーヒーでも効果があったことからその他の成分に糖尿病予防効果があるようで…
クロロゲン酸がポイント
コーヒーにはクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれており、このクロロゲン酸が糖の生成を抑えることによって血糖値を下げる効果が期待できます。
また、クロロゲン酸は抗酸化作用にも優れており、長期的に摂取することでインスリンの効き具合を改善してくれると言われています。
その他にも、コーヒー匂いを嗅ぐとなぜかリラックスすると感じますよね。このリラックス効果がストレスを緩和することで糖尿病の発症リスクが下がるとも考えられています。
- コーヒーに含まれるクロロゲン酸が糖の生成を抑える
- 加齢や肥満によって効きにくくなったインスリンの働きを改善する
- コーヒーの香りによるリラックス効果
糖尿病予防に効果的なコーヒーの飲み方
糖尿病予防としてコーヒーを飲む場合は、ブラック×カフェインレスが最もおすすめの飲み方です。
ブラックがおすすめなのは、最もカロリーが低いため。
また、コーヒーに含まれるカフェインは血糖値を上昇させる作用がありますのでデカフェなどカフェインレスのコーヒーを選ぶと◎
飲むタイミングは食事と一緒がおすすめです。食事と一緒にコーヒーを飲むことで食後の血糖値の上昇を抑えることができると言われています。
コーヒーの飲み過ぎは不眠やめまい、吐き気などを引き起こすため、日本人の場合は1日3~5杯が適切な量とされています。
逆に血糖値をあげてしまう飲み方
コーヒーに砂糖を入れる飲み方はおすすめできません。言わずもがな、砂糖は血糖値を急激に上昇させます。
コンビニや自動販売機で売っている缶コーヒーは砂糖が入っているものが多いので、その場合は無糖のコーヒーを選ぶようにしましょう。
また、ミルクはカロリーが高いので入れるとしても少しだけが良いでしょう。
コーヒーの種類別カロリー表
コーヒーの種類 | カロリー |
---|---|
ブラックコーヒー | 8kcal |
砂糖入りコーヒー | 31kcal |
ミルク入りコーヒー | 17kcal |
コーヒーフレッシュ入りコーヒー | 19kcal |
カフェオレ | 71kcal |
ただし今糖尿病を発症している場合は注意
コーヒーはあくまで糖尿病予防としては効果があるのですが、すでに糖尿病を発症している場合は危険です。
これはカフェインによって中枢神経が刺激されると血糖を上げるアドレナリンが分泌されるためです。
血糖値が慢性的に高い糖尿病を発症している場合は、アドレナリンによってさらに血糖値が上昇してしまうため血管への負担が大きくなってしまうんですね。
そのため、どうしてもコーヒーを飲みたい場合にはデカフェやカフェインレスにしたり1日1・2杯に抑えるようにしましょう。
コーヒーが苦手な場合
コーヒーが糖尿病予防に役立つとはいえ、胃腸が弱かったりコーヒーの味が苦手な方もいますよね。
また、コーヒーは長期間飲み続けることでようやく血糖値が上昇しづらくなるものなのですぐに効果を感じたい!という場合もあるかと思います。
その場合は血糖コントロールに効果的な医薬品やサプリメントを服用するのも選択肢の1つです。
血糖コントロールに効果的な医薬品・サプリメント
白インゲン豆から作られたサプリ
炭水化物の吸収を遅らせ糖の吸収を穏やかに。
フェイズ2カーボコントローラー(Phase2 Starch Neutralizer)は炭水化物が分解されるときに分泌されるα-アミラーゼの作用を阻害することで吸収を遅らせる働きがあります。
糖の吸収率が低下することから糖尿病予防として人気のサプリメントです。
代謝促進、食べ過ぎ防止にも効果を発揮
血糖コントロール+ダイエット。
カーボリッシュ(Carbolish)は有効成分のインゲン豆エキスによって炭水化物の吸収を遅らせ、食後の急激な血糖上昇を抑える効果が期待できます。
黒コショウエキスやシナモンエキスが血流を改善し代謝をUP。さらに、ほうれん草から抽出した成分が食欲を抑えてくれるので食べ過ぎも防いでくれます。
1日111円~始められるのでコーヒーを何杯も飲むよりお得です。
また、既に糖尿病を発症している場合はコーヒーで血糖コントロールをできるわけではないので医薬品でしっかり血糖コントロールをする必要があります。
1日240~400kcal分の糖を自動排出
血中の余分な糖を体外に排出。
フォシーガ(forxiga)は腎臓での糖質再吸収を抑制することで余分な糖を体外に排出する働きがあります。
健康な方が飲んでも1日240~400kcal分の糖を排出してくれます。
糖尿病治療薬ですが、副次的にダイエット効果も期待できます。
最もポピュラーな糖尿病治療薬
副作用が少なく低血糖を起こしにくい
グリコメット(glycomet)はインドの製薬会社USV社が製造するメトホルミンのジェネリック医薬品です。
肝臓からの過剰なブドウ糖放出を抑制することによって食後の急激な血糖値上昇を抑える効果が期待できます。
その他にも、ダイエットやアンチエイジングなど様々なメリットがある薬として注目されています。
コーヒーで糖尿病予防のまとめ
糖尿病は一度発症すると治癒しない病気なので、日ごろからの予防が何より大切です。
コーヒーは生活に取り入れやすく、糖尿病予防以外にも健康に良い効果がありますのでぜひ意識してみてくださいね。
コーヒーが苦手、もっと本格的に血糖コントロールをしたいという方はサプリメントや医薬品も選択肢にいれても良いでしょう。
ラククルでは糖尿病予防に役立つサプリメントや血糖値を下げる医薬品を多数取り扱っておりますので気になる方はチェックしてみてください!
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投稿者:ラククル管理人
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