ルミガンがまつ毛美容液として使われるようになってから早10数年。
今やまつ毛美容液の定番とも言える存在になりましたが、昔からある薬だからか最近は「ルミガンより伸びる薬はないの?」と考える方も少なくないようですね。
令和の時代、果たしてルミガンより優れたまつ毛美容液はあるのでしょうか…?
ルミガンより伸びる美容液ってあるの?
結論から言うと、残念ながら令和の現在もルミガンよりも効果のあるまつ毛美容液は存在しません。
…と一言だけお伝えしても「なんで!?」という方がほとんどかと思いますので、わかりやすく説明していきましょう。
なぜ、まつ毛が生えるのか
そもそも、なぜルミガンでまつ毛が生えるのかと言うと、これは薬の中に含まれるビマトプロストという有効成分の効果によるものです。
そして、このビマトプロストは世界で唯一まつ毛が生える効果が認められた成分なので、まつ毛美容液の効果は単純に
- ビマトプロストが入っている
→生える - ビマトプロストが入っていない
→生えない
ということになります。
では、ここで生えるまつ毛美容液の有効成分を見てみると…
- ルミガン
有効成分:ビマトプロスト - ケアプロスト
有効成分:ビマトプロスト - ラティース
有効成分:ビマトプロスト - グラッシュビスタ
有効成分:ビマトプロスト
となり、雑な言い方をするとどの薬を使っても有効成分が同じなので効果も一緒ということになります。
ビマトプロストさえ入っていればルミガン以上もないしルミガン以下もないんですね。
まつ毛美容液の鉄板・ルミガン
ルミガン(lumigan)はアメリカのアラガン社が製造・販売している医薬品として効果のあるまつげ美容液です。
有効成分のビマトプロストが毛包に作用し毛の成長期を延長、まつ毛をより太く、長く、強くする効果があります。
しかし、違いが出る場合も多い
ただ、上の説明はあくまで一般的な話で実際に使ってみると同じビマトプロストの薬でも「○○より□□の方が効果があった」といった効果の違いが意外と頻繁に起こります。
わかりやすい例を挙げると、ルミガンとケアプロストでは
名前 | 有効成分 | その他の美容成分 |
---|---|---|
ルミガン | ビマトプロスト | なし |
ケアプロスト | ビマトプロスト | なし |
とほぼ一緒にもかかわらず、SNSを見ると
ルミガンの方が合ってる
アタシ的にはケアプロストよりルミガンの方がいいかもしれない🤔
ケアプロストの方が合ってる
といった個人差が起きているのが多く見受けられます。一体これはなぜなのでしょうか?
詳しい理由は不明ですが、おそらく製品個々の製法や添加物などの微妙な違いによって人それぞれ体質に合う合わないが出てくるものかと考えられます。
なので、もしルミガンの効果がイマイチだった場合は同じビマトプロストでも製品を変えてみることで生える可能性があるんですね。
コスパ最強ジェネリック・ケアプロスト
ケアプロスト(careprost)はサン・ファーマ社が製造・販売するルミガンのジェネリック薬です。
ルミガンと同じ有効成分が含まれるので効果が高くてプチプラな点が大きな特徴です。
ただし、正しく使うことが大前提
しかし、薬の効果云々の前に“そもそも正しく使えているか”も意識して欲しい大事なポイントになります。
さすがに最近は「点眼してます」なんて方はめったにいなくなりましたが、それでもSNSを見ていると「下まつ毛にも塗ってる」「まぶたに塗ってる」という方がまだまだいらっしゃるからです。
知ってる方も知らない方も、再確認の意味も込めて使い方のポイントはしっかり抑えておきましょう。
①大まかな塗り方
ルミガンの基本的な塗り方は以下の動画の通りです。
何気なく塗っているように見えますが、見ただけではわからない効果を高めるポイントが意外と細かくあるので、そこを詳しく解説していきます。
①塗る前の下準備
まず、発毛のゴールデンタイムや化粧をオフする時間が夜ということもあるのでルミガンは1日1回寝る前に塗布するのが一番オススメです。
塗った後に入浴や洗顔を行ってしまったり化粧の上から塗ったりしても当然効果はありませんので、あらかじめナイトルーティンは全部済ませておきましょう。
スキンケア用品の上から使用する分には問題ないので、化粧水や乳液などのアウトバストリートメントは普通に行ってしまって問題ありません。
ただし、コンタクトレンズはNGなので外しておいてください。
②塗る時に使う道具
ルミガンは目薬のように点眼することも可能ですが、まつ毛美容液として使う場合は必ず専用のアプリケーター(ブラシ)を使用してください。
これは目のくぼみや色素沈着といった見た目に関わる副作用を避けるための方法なので必ず守ってください。
もしブラシがない場合はメイクブラシや綿棒、歯間ブラシなどでも一応代用可能です。
綿棒を使う場合はコットンの部分が薬をかなり吸い取ってしまうので、綿をある程度除去しておくかベビー用綿棒を使うと薬も無駄にならずオススメかもしれませんね。
最初のうちは動画のようにブラシに直接垂らすのではなく、いったん容器に垂らしておいてそれをブラシにつける方法も失敗しにくくておすすめです。
ただし、容器の衛生に十分気をつけましょう。
③塗り方について
副作用を避けて効果を最大限高めるポイントは上まつ毛の生え際(付け根)だけに薬を塗ることで、目頭側から目尻側にかけて少しずつ塗っていくとキレイに仕上がりやすいです。
塗る時にもし上手く塗れない場合は、空いた方の手で上まぶた目尻側を軽く引っ張った状態で使ってみると塗りやすいかもしれませんね。
片側を塗り終わったら、また未使用のブラシを開封(綿棒なら逆側を使用でも可)して反対側の目にも同じように塗っていきます。
なお、下まつ毛の方は瞬きしている間に薬剤が行き渡るので下まつ毛にまで塗る必要はありません。
④塗った後は…
塗り終わったら、最後にブラシを捨てておしまいです。薬の成分が体や物に付着しないよう注意してください。
また、一度塗ったブラシは再利用すると目の炎症が起きる原因になりますので、「使い捨てる」「日をまたいで使わない」を必ず守りましょう。
ビマトプロスト入りでないまつ毛美容液を使うとき
ちなみに、世の中にはビマトプロストが入っていないまつ毛美容液も多く存在しています。
こういった製品は代わりに美容成分が含まれているので全く効果がないわけではありませんが、効果はかなりマイルドと考えて良いです。
もちろん、そういった製品も
- 未成年・妊娠中の方でも気兼ねなく使える
- 安全性が非常に高く副作用の心配がない
という大きなメリットもあるのですが、総じて価格が高額気味な傾向があるので出費に見合った効果がありそうか検討する必要がありますね。
良くわからない場合は、「コスパ的に使い続けられるかどうか」「口コミや広告がステマっぽくないか」といったポイントからチェックしてみると良いかもしれませんね。
最後にもう一言だけ…
まつ毛に限らずですが毛が生えるというのは本来何ヶ月もかかるものなので、効果を得るためにはどうしても長期間まつ毛美容液を使い続ける必要があります。
自分の体に使う長い付き合いになる薬ですから、選び方のポイントとして「価格・体の負担・使いやすさ」といった観点から自分が使い続けられるか」を考えてみると満足の行く結果が得られやすいと思います。
無理せず使い続けるのは、思わぬ肌トラブルの原因にもなったりするので少しでも「合わないかも…」と感じるようであれば使い切るのを待たず他製品に切り替えてしまうのがオススメですね。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。