オルレアン60mg(Orlean) ゼニカルジェネリック

オルレアンとは

医薬品名

オルレアン(Orlean)

メーカー

エリスライフサイエンス(Eris Lifesciences Ltd)

有効成分

オルリスタット(Orlistat)

効果・効能

減量/痩身(ダイエット)

剤形

カプセル(Capsule)

先発医薬品

ゼニカル(xenical)

オルレアンの有効成分オルリスタットは、食事中に含まれる脂肪の分解・吸収を行うリパーゼという酵素の働きを阻害することで、脂肪が体に吸収されるのを防ぐ効果が期待できます。

この時、オルリスタットは1日あたり100～200kcalもの油分の吸収を防ぐためダイエットに役立ちます。

オルレアンの有効成分オルリスタットは欧米など世界各国で5000万人以上の使用実績があるダイエット薬で、日本でも2024年春頃から「アライ」として販売される予定です。

製造元のエリスライフサイエンス社はインドのグジャラートに本拠地を置く製薬会社です。2007年の創業以来、ダイエット薬を始め心臓病、婦人科、糖尿病など様々な分野の医薬品を手掛けています。

効果・効能

オルレアンは食事中脂肪分を最大30%カットし体外へ排出することでダイエット(体重減少)効果が期待できる医薬品です。

通常、食べ物から摂取した脂肪はすい臓のリパーゼという酵素によって人体に吸収可能な遊離脂肪酸およびモノグリセリドへと加水分解されていますが、オルレアンの有効成分オルリスタットはこのリパーゼの働きを阻害する作用があります。

有効成分オルリスタットは、すい臓から分泌されるリパーゼという酵素の活性を阻害することで、摂取した食事に含まれる脂肪の消化管からの吸収を約30%抑制するはたらきがあります。
これによって、1日あたり100～200kcalもの油分の吸収が防がれ、吸収されなかった脂質は便と一緒に体外へ排出されるためダイエット効果が期待できる仕組みです。

飲み方・使い方

オルレアンは食中・食事後1時間以内に1錠を水またはぬるま湯で服用してください。
1日最大3回(120㎎×3)まで服用可能ですが、必ずしも毎食摂取する必要もなく欠食があったり低脂肪食だった場合は省いても問題ありません。

ただし、服用によって脂溶性のビタミンA、D、E、K、βカロテンの吸収も低下するため、必ずマルチビタミンサプリも併用してください(薬の服用の前後2時間は避けること)。

服用後は24～48時間ほどで薬の効果が現れ始め、中止後は48～72時間ほどで服用前の状態へと戻ります(糞便の脂肪含量も同様)。

栄養バランスのとれた低カロリーの食事や適度な運動を取り入れるとより体重減少(ダイエット)効果を高めることができます。

なお、妊娠中の女性が薬を使用するのは推奨されていないため服用しないでください。

薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。
子供やペットがいる場合には誤飲を避けるため保管場所には細心の注意を払いましょう。

副作用

オルレアンは有効成分オルリスタットにより以下の副作用が起きる場合があります。

これは薬が適切に機能している徴候でもあり、体が慣れて低減していく可能性もあるため医師の治療も特に必要としません。

ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。

また、以下の症状はオルリスタットのアレルギー反応の兆候です。これらが現れる場合もただちにスリムトップの使用を中止し医師の治療を受けてください。

相互作用

オルレアン服用前後3時間以内のシクロスポリン併用、服用前後4時間以内のレボチロキシン併用は避けてください。

また、人によって高脂肪の食事は胃や腸に不快な副作用が生じることがあるためご注意ください。

その他にも、以下に該当する場合は必ず医師に相談し薬の安全性を確認した上で服用してください。

オルリスタットに影響を及ぼす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多く挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもので全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。

禁忌・注意点

有効成分オルリスタットにアレルギーがある場合や吸収不良症候群(食物や栄養素を適切に吸収できない)がある場合、服用しないでください。

その他、以下に該当する場合も同様に薬を服用しないでください。

過去に以下の疾病を患った経験がある場合には、必ず医師に相談し安全性を確認してから薬を服用してください。