ヒルドイドはその高すぎる効果から一時期社会問題になったほど幅広く肌トラブルに効く非常に便利な成分です。
しかし、アンチエイジングに効果があるとは言われつつも「実際どんな症状に効くの?」と疑問に思われる方はかなり多いことと思います。
そこで、今回はシミ、シワ、毛穴の黒ずみなど起こりがちな肌トラブル別に使う意味があるのかを解説してまいります。
毛穴黒ずみ・毛穴詰まりへの効果
まず、ヒルドイドの効果はあくまで保湿一本なので直接的に毛穴の黒ずみを消したり詰まりを除去したり…といった効果はありません。
が、副次的に予防・改善のために非常に大きな効果を及ぼしてはくれるため、まずはその辺りの詳細について解説してまいります。
毛穴の角栓・詰まり
そもそも角栓は皮脂と角質(皮膚片)が混じり合って生成されるものなので、皮脂と角質の分泌を抑えることで角栓の発生も抑えることができます。
この場合、ヒルドイドの保湿作用は一見無意味のようにも見えますが…
- 皮脂の分泌
皮脂は乾燥により過剰分泌されるものなので、ヒルドイドで強力に保湿してあげることで分泌を抑えることができる。 - 角質の発生
乾燥により刺激を受けると肌のターンオーバーが促進され細かい皮膚片(角質)が発生する仕組みで、やはりヒルドイドで強力に保湿すると発生を抑えることができる。
と、実は皮脂と角栓の両方にアプローチできるため毛穴の角栓(詰まり)予防に大きな効果を発揮してくれます。
ただし、今ある角栓に対しての除去効果があるわけではないので、目立ってしまっている場合は毎日の正しい洗顔でしっかり毛穴を開かせて取り除いてあげる必要があります。
毛穴の黒ずみ
毛穴の黒ずみは実は角栓の中に埋没した産毛の色素によるものなので、根本的にはフェイシャル脱毛することで改善が可能…ですがこれは少々ハードルが高いですよね。
なので、それ以外の方法で目立たなくするにはやはり角栓そのものに対するケアが重要になってきます。
つまり、上記の通り保湿で皮脂と角質の分泌を抑えてあげることで黒ずみにも毛穴詰まりにも効果が期待できるということですね。
シミ・そばかすへの効果
毛穴と同じようにヒルドイドに直接シミ・そばかすを改善する効果はありませんが、やはり副次的に予防・改善効果が期待できるので詳しく解説してまいります。
予防編
いわゆる肝斑ではない一般的なシミは以下の肌刺激を受けるとメラニン色素が生成され起こるものです。
- 紫外線による肌刺激
- 乾燥による肌刺激
- 摩擦による物理的な肌刺激
その中でも8割を占める重要な要素は光老化なので、ヒルドイド…ではなく予防のためには何はなくとも塗る日焼け止めが最も重要になります。
老化に関わるUVBは年中降り注ぎ室内まで反射して入り込んでくるものなので、冬でも毎日使い続けることでアンチエイジング効果が期待できます。
次いで乾燥対策も重要なのでもちろんヒルドイドも使った方が良いですが、いずれも予防的なケアなのでシミ除去には以下の対策が必須となります。
改善編
なので、今あるシミを除去するとなった場合にはトレチノインなど別の医薬品を検討する必要があります。
トレチノインはお肌のターンオーバーを促進する成分で、新陳代謝に伴いシミのメラニン色素を外へ外へと押し出していくのでシミ除去に対して高い有効性を誇ります。
実際使ってみた方の感想は以下の通りで…
知る人ぞ知るレチンaクリーム。
海外では買えるけど日本は処方箋がないと使えないからなかなか入手が難しいコレ。
使って1週間で
本当にシミがポロッと取れて薄くなった!😭
まだ経過観察してるから、いずれブログにしようかな😍
シワ・ほうれい線への効果
シワも細かいものは乾燥由来でも起きることがあるためヒルドイドで改善が期待できますが、あくまで肌を元の状態に近づける側面が強く一定以上の効果は期待できず限界があります。
シワはどちらかと言うと真皮層の加齢による側面が大きいので、特に深いシワを改善しようとするとヒアルロン酸やボトックスなど美容外科が必要になってきてしまうのが現状です。
しかし、予防的な側面では毛穴やシミ対策と同様に紫外線対策と保湿がメインになってくるので10年後のお肌のコンディションを考える上ではやはりヒルドイドを使うに越したことはないと言えるでしょう。
今回紹介した医薬品一覧
ヒルドイドの抗老化作用のまとめ
ヒルドイドはシミ、シワ、くすみはもちろんニキビなど幅広い肌トラブルに効いてくれる非常に便利な薬と言えます。
しかし、ヒルドイドも万能というわけではないので時には必要に応じて別の薬も使い分ける必要もあるので、症状に応じた適切なチョイスでぜひマイナス10歳肌を目指してみてください。
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投稿者:ラククル管理人
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