抗うつ薬のルボックスとデプロメールはそれぞれ効果にどんな違いがあるの?

抗うつ薬のルボックスとデプロメールはそれぞれ効果にどんな違いがあるの?

強迫性の不安や焦燥にも効く抗うつ薬といえば日本での定番はルボックスとデプロメールですね。

ところで、この2つの薬は有効成分や含有量も全く同じように見えますが一体どこがどう違うのかはそこまで詳しく言及されることがなかったりします。

ということで、今回はそれぞれの薬の特徴や使い分けについて解説してまいります。

ルボックスとデプロメールの違い

ルボックスとデプロメールは日本で初めて厚生労働省に承認された次世代型(SSRI)の抗うつ薬で、副作用は少なく効果は大きいという画期的な治療薬でした。

しかし、有効成分はどちらもフルボキサミンで含有量もそれぞれ25mg/50mg/75mg。一体何が違うのかと言うと…実を言うと何も違いはなく名前以外は完全に全く一緒です。

これはどういうことかというと、マツキヨ製ヒルドイドが「ヒルマイルド」、他の薬局のヒルドイドが「ヒルメナイド」となっているように、各社のブランド(商標)名が単純に呼称として使われているだけのものになります。

医薬品名有効成分会社
ルボックスフルボキサミンアッヴィ株式会社
デプロメールフルボキサミン明治製菓ファルマ株式会社

なので、どちらを処方され使うにしても効果や副作用に全く違いはありませんのでご安心ください。

ルボックスとデプロメールの使い分け

ということで、どちらに優劣があるわけでもないので使い分ける意味なども全くありません

たまに「ルボックスが効かないからデプロメールを」「デプロメールが効かないからルボックスを」という方もいらっしゃるようですが…

🐏こひつじくん🐑♒🍀@livelivelive100
デプロメールか~。25mgじゃ効かないかも。SSRIだよね。ルボックスなら飲んだことある。50mを1日2回まで増量して止めた。その後、デプロメールを処方してくれと主治医に頼んだら、ルボックスと変わらないと言われて、止めたんだっけな~。忘れた。
午後5:09 · 2019年8月25日

これは完全にプラシボなので効かないようであれば別の薬に切り替えるようにしましょう。

というのも、通常なら厳密には有効成分以外の添加物や製法の違いにより若干効果の違いが出る可能性も一応はありますが、ことこの薬に限っては2社の共同開発になるためそのような心配も全くありません。

強いて言うなら日本ではややルボックスの方が知名度の高さがあるようなので、もしどうしても気になるようであればルボックスの方を使用されるのが良いのではないでしょうか。

肝心のうつ症状に対する効果は

各種抗うつ薬の有効性と受容性

ルボックスやデプロメールが処方されるということは、強迫性障害、社会不安障害、不安や焦燥が強いうつ病を抱えている方が多いのではないかと思います。

しかし、残念ながらルボックスのようなSSRIも万能ではないため効果がない場合も決して珍しくはありません。

そのため、もしこの薬だけで効果がイマイチな場合は他のSSRIへと移行したり抗精神病薬を足すことで改善が見込める場合があります。

抗精神病薬を足す場合

抗精神病薬とは統合失調症の薬のことで、意外に思われるかもしれませんがルボックスやデプロメールだけで効果が不十分な場合には、これらの薬を追加することで効果が見込めることがあります。

作用としてはドーパミンをブロックするはたらきになるのですが、強迫性障害ではセロトニンの他にドーパミンの分泌にも問題あるケースがあり抗精神病薬で調整することで症状が改善できる…という仕組みです。

入眠障害と熟眠感に効く・セロクエル

セロクエル25mg/100mg/200mg/300mg(seroquel)

セロクエルはイギリス/スウェーデンのアストラゼネカ社が製造・販売する統合失調症の治療薬です。

有効成分のクエチアピンは幅広い効果をもち双極性障害(躁・うつ)、うつ病、不眠、不安など多くの症状を緩和できる点が特徴です。

格安エビリファイジェネリック・アリップMT

ARIP MT 5mg/10mg/15mg/20mg/30mg(アリピプラゾール)エビリファイジェネリック

アリップMTはトレント・ファーマ社が製造・販売する統合失調症の治療薬です。

有効成分のアリピプラゾールはドーパミン分泌量を適切にコントロールする作用があり、双極性障害(躁・うつ)、うつ病などの症状を改善します。

他のSSRIへと移行する場合

他のSSRIで強迫性障害に効果が認められる薬は日本ではパキシルが選択肢として挙げられます。

パキシルは強さとキレもともに強い薬ではありますが、選択肢の1つとして検討してみても良いでしょう。

格安パキシルジェネリック・ペクセップ

ペクセップ10mg/12.5mg/20mg/30mg/40mg(pexep)パキシルジェネリック

ペクセップは、インタス・ファーマ社が製造・販売する第3世代(SSRI)抗うつ薬・パキシルのジェネリック薬です。

有効成分のパロキセチンが同量含まれているためうつ症状を安価かつ効果的に改善できる点が特徴です。

ただし併用NGの身近な薬も

ただし、ルボックスとデプロメールには併用で効果を高める薬もあれば併用NGな薬もあるので注意が必要です。

特に知らないうちに併用してしまいがちなのは睡眠薬のロゼレムで、睡眠薬は併用している方も多いでしょうから必ず覚えておきましょう。

服用してもルボックスやデプロメール自体の効果に変わりはないのですが、ロゼレムの方のAUC(薬物の効果の強弱の目安)がなんと最大で82倍にもなってしまうことが報告されています。

もちろん、これはメラトニンサプリも同様です。もし睡眠薬と併用したい場合は

  • ルボックスやデプロメールをパキシルなど他の抗うつ薬に変更
  • ロゼレムをベルソムラやデエビゴなど他の睡眠薬に変更

する必要があります。

今回紹介した医薬品一覧

最後にもう一言だけ…

ちなみに、デプロメールとルボックスに共通しているのはうつの症状を抑える効果はあっても必ずしも寛解できるわけではないということです。

そもそもうつ病の薬が効くかどうかは個々人の体質によるところが大きく、いろいろな薬を次々と試していき自分に合う薬を見つけることが第一なんですね。

特にラククルではプロザックやブプロピオンなど日本未承認のSSRIもラインナップ豊富に取り揃えがありますので、「今まで何の薬も合わなかった」という方こそぜひ一度ご覧いただきたいですね。

未承認薬も多数取り揃え