リピトールに負けない利尿作用と副作用の少なさで現在は脂質異常法の処方量で1位の人気を誇るクレストール(ロスバスタチン)。
しかし、いくら副作用の少ない薬と言っても人によっては体質や持病の関係で残念ながら痛みや疲労感・倦怠感の症状が強めに現れてしまう方がいらっしゃいます。
果たしてこの副作用は軽減・改善することは可能なものなのか、詳しく解説してまいります。
これって副作用?体がだるい、痛い…
クレストールは飲むだけで血中の悪玉コレステロール(LDL)と中性脂肪を下げつつ善玉コレステロール(HDL)まで増やしてくれる便利な薬です。
…が、そんなクレストールも副作用がまったくないというわけではなく人によっては少々面倒な症状が現れることがあります。
主な副作用は頭痛、疲労感・脱力感、筋肉痛、吐き気・腹痛などですが、特に多いのは筋骨格系の症状で、臨床試験のデータ的には低確率で起こるとはされているものの…
症状 | 発生率 |
---|---|
筋肉痛 | 3.19% |
関節痛 | 0.88% |
SNSなどで実際の例を見る限りでは結構な数の方が悩まれているようにも見受けられ、割と誰にでも起こりうる症状と言えそうです。
全身の筋肉痛が副作用に有ります。
もう何年飲んでるだろ?🤔
僕はそういう人、因果関係が否定できないので、クレストール10mgとかで余程強烈に下げなくてはいけない人でない限りは訴えが出てきたら変えちゃいます。
普通こういった副作用は薬の服用を続けていくことで軽減されることも多いですが、服用し続けても改善されない場合はどういう副作用を軽減する方法があるものなのでしょうか?
副作用の症状を緩和する対処法は
これらの症状に何年も悩まれる方も多いかと思いますが、実はクレストール由来の副作用は最近の研究によりコエンザイムQ10で改善される可能性が示唆されています。
コエンザイムQ10で改善する可能性
コエンザイムQ10による改善効果はまだ研究段階ではありますが、以下のように報告されています。
スタチンは血中のコエンザイムQ10(CoQ10)濃度を低下させ、それが筋肉痛や肝機能異常の原因になる可能性が指摘されている。金沢大学大学院臓器機能制御学の川尻剛照氏らは、スタチン投与を受けている高コレステロール血症患者にCoQ10を投与すると、脂質パラメータに影響を与えることなく血漿CoQ10濃度を高められることを、7月15日から札幌市で開催されていた日本動脈硬化学会(JAS2011)で報告した。
コレステロールとコエンザイムQ10は体内では同じ経路で合成される物質なのですが、脂質異常症の○○スタチン系はコレステロールとともにコエンザイムQ10の合成も妨げています。
しかも、コレステロール値が20~30%ほど減少するのに対してコエンザイムQ10は30~50%減少と効きも強いので、単純に不足分を補充してあげることで症状が緩和される仕組みです。
実際の現場では「2人に1人は改善が見られる」とも言われていて、服用している方も多くがその効果を体感しているようです。
「〇〇スタチン」って成分の薬を飲んでる方は
コエンザイムQをお勧めする。
体の中でそれができるのをスタチン系の薬剤は邪魔するから
僕もロスバスタチンってのを飲んでるけど
還元型コエンザイムQを毎日朝夕に100mgずつ飲んでます。
ご検討ください😉
✅プラバススタチン
✅ロスバスタチン
等はスタチン系と呼ばれる脂質異常症の薬
これらを飲んで動悸や倦怠感が出た場合は、コエンザイムQ10の産生が阻害されている可能性があり
コエンザイムQ10のサプリで改善する場合があるが、まずは主治医に相談を
クレストール由来の副作用緩和に期待・コエンザイムQ10
ミラキュール(Miraqule)は75年以上の歴史を持つアルケム社が製造・販売するコエンザイムQ10のサプリメントです。
アンチエイジング、美肌、疲労回復、生活習慣病予防に役立つほか、クレストールによって減少しやすいコエンザイムQ10を補給することで副作用を緩和する効果が期待できます。
ただし、重篤な副作用の場合も
ただし、以下の症状は○○スタチン系の重篤な副作用でもある横紋筋融解症の症状でもあるので注意が必要です。
- 筋肉痛・筋力低下
- 関節や骨、体の痛み
- ふくらはぎのこむら返り
- 疲労感・脱力感・倦怠感
横紋筋融解症は筋肉を作る骨格筋細胞の融解や壊死が起こる症状のことで、クレストールをはじめ○○スタチン系の薬全般に見られる重篤な副作用として知られています。
発生率は0.01%程度と非常に低いため基本的には心配の必要はありませんが、今抱えている疾患や薬の飲み合わせにより発生率を高めてしまうこともあります。
服用している場合は血液検査で特にCK値や血中・尿中のミオグロビン値の上昇がないか定期的にチェックするようにしましょう。
薬が合わない時に使える代わりの薬
ただし、もしどうしても症状が改善しない場合は無理して使い続けず他の薬に切り替えてしまっても良いでしょう。
幸いクレストールと同じ仕組みで効果を発揮してくれる薬は他にもリピトールとリバロと2種類があるので、こちらに移行することで症状が緩和される可能性も考えられます。
リピトール
クレストールに次いで効果の高い脂質異常症の治療薬で、服用により同じように血中脂質の量を大幅に下げてくれる効果が期待できます。
リピトールの効果・副作用・相互作用を改良して作られた薬がクレストールではありますが、人によっては体質的にこちらの方が合うという方もいるでしょう。
(※リピトール=有効成分アトルバスタチン)
・ダンベル体操(21年ぶり)
・禁酒
・食事に気を付ける(少しだけ)
以上2か月で4キロ近く(61→57)減ったんだけど、どう考えても薬の効果ですよね。薬ってすごいというか、逆にちょっと怖い笑
#悪玉コレステロール
リピトールと同じストロングスタチン・リピトール
リピトール(lipitor)はアメリカのファイザー社が製造・販売する脂質異常症の治療薬です。
世界初のストロングスタチンで大幅にLDLコレステロール値を下げる効果により、動脈硬化や不整脈といった症状の予防・改善に役立ちます。
クレストールの副作用対策のまとめ
クレストールをはじめとしたスタチン系の薬は飲むだけで悪玉コレステロール値(LDL)を下げてくれる便利な薬ですが、低確率ながらリスクがあるのも事実です。
骨、ふくらはぎ、関節の痛みはコエンザイムQ10で改善できる可能性があるとは言え、念のため医師に相談した上で服用するようにしましょう。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。