トフラニール25mg(Tofranil)
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トフラニールの詳細
トフラニールとは
- 医薬品名
- トフラニール(Tofranil)
- メーカー
- アソスファーマティカル(Assos Pharmaceuticals)
- 有効成分
- イミプラミン塩酸塩(Imipramine hydrochloride)
- 効果・効能
- うつ病・うつ状態 / 遺尿症の改善
- 剤形
- 錠剤(Tablet)
- 古くからある三環系抗うつ薬 比較的強い効果を持つ第1世代三環系抗うつ薬で、沈んだ気持ちを和らげ意欲を向上させる効果が期待できます。
- パニック障害や過食症にも 正式な適応ではないものの、パニック障害や過食症の治療薬として用いられることもあります。
- 安心の先発薬 トルコのアソスファーマティカル社が販売する先発薬で、品質・安全性ともに高く安心して服用できます。
トフラニールはうつ病やうつ状態、遺尿症の治療薬です。
有効成分のイミプラミン塩酸塩は第1世代三環系抗うつ薬に分類され、脳内伝達物質のセロトニンとノルアドレナリンの機能を高めることで気分の落ち込みや意欲の低下などのうつ症状を改善し気持ちを楽にする効果が期待できます。
また、イミプラミンには膀胱の勝手な運動を抑えたり尿道の閉まりを良くする作用があることから子供の遺尿症(おもらし)や夜尿症(おねしょ)、大人の失禁症(尿漏れ)改善にも用いられます。
その他にもパニック障害や過食症の治療に活用される場合もあります。
製造元のアソスファーマティカル社は1996年創業のトルコの製薬会社です。医薬品を始め健康補助食品など幅広い製品の販売を行っておりその品質には定評があります。
うつ病は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが不調になることで起こると考えられています。
トフラニールの有効成分イミプラミンはセロトニンやノルアドレナリンのシナプス間において取り込みを阻害する作用があり、これによって脳内のセロトニンおよびノルアドレナリンの機能が高まることで抗うつ効果を発揮します。
比較的ノルアドレナリンの増強作用が強いため特に意欲の向上に高い効果があると考えられています。
ただし、トフラニールをはじめとした抗うつ薬を24歳以下の方が服用した場合、自殺念慮や自殺企図のリスクが増加するためご注意ください。
また、用量の急激な減少または中止は離脱症状を引き起こすおそれがありますので徐々に減薬するようにしてください。
効果・効能
トフラニールは、服用することで沈んだ気持ちを和らげ意欲を向上させる効果が期待できる医薬品です。
第1世代三環系抗うつ薬に分類され、うつ病・うつ状態や遺尿症の治療に用いられています。
うつ病・うつ状態
脳内の神経細胞はシナプスという部位を介して情報が伝達されています。 この時有効成分のイミプラミンが、セロトニンとノルアドレナリンがシナプス間で取り込まれるのを阻害することでセロトニンおよびノルアドレナリンの不足を改善しうつ症状を緩和する効果が期待できます。
遺尿症(昼・夜)
イミプラミンには膀胱の収縮を抑えたり尿道閉鎖圧を高める作用があることから、子供の遺尿症(おもらし)や夜尿症(おねしょ)、大人の失禁症(尿漏れ)改善にも役立ちます。
うつ病・うつ状態
シナプス前終末から神経伝達物質が遊離された神経伝達物質の一部がて神経前終末へ回収されるのを阻害することで抗うつ効果を発揮します。
遺尿症(昼・夜)
イミプラミンの抗コリン作用を利用して遺尿症や夜尿症の治療として用いられています。
飲み方・使い方
トフラニールは、症状に合わせた用量を水かぬるま湯で服用してください。
- うつ病・うつ状態
1日25㎎~75㎎を初期用量とし、1日200㎎まで漸増し分割して服用してください。
年齢や症状に合わせて増減してください。 - 遺尿症
幼児は1日量25㎎を1回、学童は1日25~50㎎を1~2回に分けて服用してください。
年齢や症状に合わせて増減してください。
比較的作用の強い薬ですが、効果が出るまでは2週間以上かかる場合もあります。
急激な用量の減量や服用の中止によって、吐き気や頭痛、倦怠感、情動不安、睡眠障害などの離脱症状が現れる場合がありますので減量は徐々に行うようにしてください。
眠気や集中力の低下が起こる場合がありますので自動車など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
薬を保管する際には、湿気や高温を避けて室温で保管してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
トフラニールは服用により副作用を引き起こす可能性があります。以下の副作用は起きたとしても一時的なもので通常は医師の診察も必要としませんが症状が重い場合は医師の診察を受けてください。
主な副作用
- ふらつき
- めまい
- 発汗
- 倦怠感
- 脱力感
- 頭痛
- 異常高熱
- 熱感
- 耳鳴り
- 血管痙攣
- 血糖値上昇
- 血糖値低下
- 乳房肥大
- 乳汁漏出
- 体重減少
- 体重増加
- 悪心
- 嘔吐
- 食欲不振
- 下痢
- 味覚異常
- 口内炎
- 舌炎
- 眼圧亢進
- 閉尿
- 口の渇き
- 排尿困難
- 便秘
- 視調節障害
- 鼻閉
ただし、以下の副作用があらわれた場合はただちに使用を中止し医師の診察を受けてください。
重大な副作用
- 悪性症候群(Syndrome malin)
- セロトニン症候群
- てんかん発作
- 無顆粒球症
- 麻痺性イレウス
- 間質性肺炎、好酸球性肺炎
- 心不全
- QT延長、心室頻拍拍(Torsades de pointesを含む)
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
- 肝機能障害、黄疸
- 光線過敏症
- 脱毛
アレルギー反応
- 発疹
- そう痒感
- 顔や舌の腫れ
トフラニール服用により以下の副作用があらわれる場合がありますので、定期的に血液検査を行い、異常があった場合には使用を中止してください。
発生頻度不明の副作用
- 白血球減少
- 血小板減少
- 紫斑
- 点状出血
- 好酸球増多
- AST(GOT)の上昇
- ALT(GPT)の上昇
また、以下の副作用があらわれた場合は医師に相談の上減量または休薬を検討してください。
発生頻度不明の副作用
- パーキンソン症状・振戦・アカシジア等の錐体外路症状
- 眠気
- 運動失調
- 言語障害
- 知覚異常
- 幻覚
- 精神錯乱
- 攻撃的反応
- 激越
- 躁状態
- 不眠
- 不安
- 焦燥
- せん妄
- ミオクロヌス
- 性欲減退
以下の副作用は服用中止後も継続する場合があります。
発生頻度不明の副作用
- 口周辺の不随意運動
相互作用
トフラニールはアルコールと併用しないでください。
以下の薬剤も同様に併用できませんのでご注意ください。
併用禁止の薬剤
- MAO阻害薬
- セレギリン塩酸塩(エフピー)
- ラサギリンメシル酸塩(アジテクト)
また、以下の薬剤は併用に注意が必要です。必ず医師に相談の上使用してください。
併用に注意が必要な薬剤
- 抗コリン作用を有する薬剤(トリヘキシフェニジル, アトロピンなど)
- アドレナリン作動薬(アドレナリン、ノルアドレナリン、フェニレフリンなど)
- アトモキセチン
- 中枢神経抑制剤(バルビーツル酸誘導体など)
- 全身麻酔剤(ハロタンなど)
- 抗不安剤(アルプラゾラムなど)
- サリドマイド
- フェノチアジン系精神神経用剤
- 選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)(ミルナシプラン、パロキセチンなど)
- リチウム製剤
- 三環系抗うつ薬 (アミトリプチリン、 クロミプラミンなど)
- トラマドール塩酸塩
- リネゾリド
- 副交感神経刺激剤(ピロカルピン、セビメリン)
- 肝酵素誘導作用をもつ薬剤(バルビーツル酸誘導体、フェニトイン、カルマゼパピン、リファンピシン)
- フェニトイン
- 抗不整脈剤(キニジン、プロパフェノン)
- メチルフェニデート
- シメチジン
- 黄体・卵胞ホルモン製剤
- シナカルセット
- サキナビル
- 降圧剤(グアネチジン)
- テルフィナビン
- ホスアンプレナビル
- インスリン製剤(インスリン)
- スルフォニル尿素系糖尿病用剤(グリベンクラミド、グリクラジド)
- QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(スニチニブ、ダサチニブ、マプロチリン)
- デスモプレシン
- ゾニサミド
- クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)
- スルファメトキサゾール・トリメトプリム
- 電気ショック療法
相互作用は処方薬や市販薬、ビタミン、ハーブ製品など他の成分により引き起こされることもあります。
これらはあくまで代表的なもので全てが列挙されているわけではないためご注意ください。
禁忌・注意点
トフラニールは以下に該当する場合は使用できません。
薬剤を使用できない既往歴・症状
- トフラニールの成分または三環系抗うつ薬に対しアレルギーがある
- 閉塞隅角緑内障
- 心筋梗塞の回復初期
- 尿閉(前立腺疾患等)
- MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩,ラサギリンメシル酸塩)を服用中または服用終了から2週間以内
- QT延長症候群
また、以下に該当する場合は必ず医師にご確認の上服用してください。
医師に確認が必要な既往歴・症状
- 排尿困難又は眼内圧亢進
- 心不全・心筋梗塞・狭心症・不整脈などの心疾患または甲状腺機能亢進症
- てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴
- 躁うつ病
- 脳の器質障害又は統合失調症の素因
- 衝動性が高い併存障害を有する
- 自殺念慮又は自殺企図の既往
- 副腎髄質腫瘍
- 重篤な肝・腎障害
- 低血圧
- 低カリウム血症
- 高度な慢性の便秘
- 小児(4歳未満)または高齢者
- 開放隅角緑内障
- 妊娠中・授乳中
急激な用量の原料や服用の中止によって、吐き気や頭痛、倦怠感、情動不安、睡眠障害などの離脱症状が現れる場合がありますので減量は徐々に行うようにしてください。
眠気や集中力の低下が起こる場合がありますので自動車など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
よくある質問
- Q.効果が出るまでどれくらいかかりますか?
- A.個人差がありますが、通常1~2週間ほど、場合によっては2週間以上かかることもあります。
- Q.アナフラニールとの違いは何ですか?
- A.どちらも三環系抗うつ薬ですが、トフラニールが比較的ノルアドレナリン増強作用が強いのに対しアナフラニールはセロトニン増強作用が強い点に違いがあります。