エフペシア(f-pecia) 1mg

f-pecia

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医薬品の関する説明は製薬会社の添付文書などから抜粋しています。
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商品番号:f-pecia
エフペシア(f-pecia)1mg
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同じ成分の医薬品(先発薬・ジェネリック)

エフペシア(f-pecia)の商品詳細

エフペシアとは

医薬品名
エフペシア(f-pecia)
メーカー
シプラ(cipla)
有効成分
フィナステリド(Finasteride)
効果・効能
男性の薄毛(AGA)改善
剤形
タブレット(tablet)
先発医薬品
プロペシア(propecia)

エフペシアは男性の薄毛・抜け毛などの脱毛症に用いられる医薬品で、脱毛の原因となる男性ホルモンの産生を阻害することでAGAの進行を抑制し毛髪の成長を促す効果があります。 先発薬のプロペシアと同じ有効成分フィナステリドを同量含むジェネリック医薬品のため、低価格ながらも高い発毛効果が期待できます。

有効成分フィナステリドは日本で初めて認可されたAGA治療薬で、同じ脱毛症治療薬のミノキシジルとも併用可能な点が大きな特徴です。

インドのムンバイに本拠地を置くシプラ社は国内で五指に入る大手製薬会社で、特に発展途上国のHIV患者向けに低価格帯のジェネリック薬を製造・販売し多くの人の命を救った功績が讃えられています。
日本でこそあまり知られていませんが、アフリカをはじめ発展途上国では非常に知名度の高いメーカーです。

なお、シプラ社が手がけるプロペシアを含むジェネリック薬はエフペシアの他にフィンペシアが挙げられます。
エフペシアの方が後継商品ではありますが、いずれも有効成分はフィナステリドで含有量も同量のため、どちらを選んでも違いはありません。


エフペシアの有効成分フィナステリドは男性のAGA治療に用いられる成分で、ヘアサイクルの正常化を促進させ毛髪数を増加させる効果があります。

フィナステリドはもともと前立腺肥大の治療薬として開発された成分でしたが、その後の研究で男性型脱毛症(AGA)患者に対しての毛髪成長が認められたことから後に発毛薬として転用されるようになった経緯があります。

フィナステリドには毛髪の成長期を短縮し毛の長さ、太さ、寿命に悪影響を及ぼす男性ホルモン・ジヒドロテストステロンの産生を阻害する効果があるため、細く軟毛化した毛髪や毛髪の寿命を改善させることができます。

服用によりアレルギー反応も起こり得るため、じんましん、呼吸困難、腫れ(顔、唇、舌、のど)が認められた場合はただちに医師の治療を受けてください。

なお、エフペシアは成人男性専用で女性や子供は使用に加えて接触も禁忌です。保管には細心の注意を払い、万が一誤ってタブレットに触れた場合はただちに石鹸と水で洗い流してください。

効果・効能

エフペシアは男性の毛髪の脱毛防止に用いられる医薬品です。

毛乳頭細胞は5α‐リダクターゼ2型と呼ばれる酵素を持っていて、男性ホルモン・テストステロンが運ばれるとより活性の高い男性ホルモン・ジヒドロテストステロン(DHT)へと変換します。

DHTは男性の性徴に関わるホルモンですが、成人男性の前頭部や頭頂部においては毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結合することで脱毛因子TGF-βというタンパク質を産生し、これが毛母細胞の分裂・増殖を抑制、成長期の毛髪を退行期へと移行させます。

成長期が短縮された毛髪は十分に太く長く育たず、細く短い軟毛化した毛髪が多くなります。このようなヘアサイクルを繰り返すと休止期にとどまる毛包が多くなっていき、AGAを発症します。

エフペシアの有効成分フィナステリドはAGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を阻害する作用があり、これによりヘアサイクルを正常化しAGAの進行を抑える効果が期待できます。

ヘアサイクルが正常化すると髪の毛が太く・長く成長するようになります。

飲み方・使い方

エフペシアは1日1回1錠をぬるま湯もしくは水で服用してください。

服用後は、3~4ヶ月程度で抜け毛が減る効果が現れ始め6ヶ月間ほどで効果が実感できるようになります。
改善の程度には個人差がありますが、1年~3年継続することでさらに薄毛の改善が実感できるようになります。

ただし、効果を継続的に得るためには連日投与が必要で、飲み忘れが発生すると効果が薄まるため注意が必要です。

常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

特に女性や子供は使用に加えて接触も禁忌です。万が一誤ってタブレットに触れた場合はただちに石鹸と水で洗い流してください。

副作用

エフペシアの有効成分フィナステリドは副作用を引き起こす場合があります。以下に挙げる症状はほとんどの場合一時的なもので、服用を中止したり薬に慣れることで症状が回復します。
以下に挙げる症状は代表的な副作用ですが、その他にもごく稀に発生する副作用も多数確認されているためご注意ください。

主な副作用

  • 性欲減退

また、まれではありますが以下の副作用が現れる場合があります。

まれに起こる副作用

  • 勃起機能不全
  • 射精障害
  • 精液量の減少

ただし、以下の症状が現れる場合はただちに薬の使用を中止し医師の治療を受けてください。

主なアレルギー反応

  • じんま疹
  • 呼吸困難
  • 顔、唇、舌、のどの腫れ

乳がんの徴候

  • 乳房のしこり、痛み
  • 乳頭分泌
  • その他の乳房の変化

フィナストは服用によりいくつかの副作用が発生する可能性があります。
薬に体が慣れていくにつれ副作用が薄れていくものもありますが、もし症状が続くか厄介な場合には医師に相談しても良いでしょう。

発生率は不明

  • そう痒症
  • 蕁麻疹
  • 発疹
  • 血管浮腫(口唇、舌、咽頭および顔面腫脹を含む)
  • 睾丸痛
  • 血精液症
  • 男性不妊症
  • 精液の質低下(精子濃度低下、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常)
  • AST上昇
  • ALT上昇
  • γ-GTP上昇
  • 乳房圧痛
  • 乳房肥大
  • 抑うつ症状
  • めまい

相互作用

フィナステリドとの主要な薬物相互作用は知られていませんが、中程度の相互作用がある可能性のある一般的な薬としては以下が挙げられます。

中程度の相互作用がある薬

  • イトラコナゾール、フルコナゾールなどの抗真菌薬
  • フルボキサミン
  • 朝鮮人参
  • ネルフィナビル、サキナビルなどのHIV薬
  • ネファゾドン
  • シロリムス、タクロリムス
  • テラゾシン
  • ボリコナゾール

フィナステリドに影響を及ぼす可能性はその他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるますが、全てについて列挙しているわけではありません。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなりますのでご注意ください。

禁忌・注意点

フィナステリドに対してアレルギーがある場合は、エフペシアを使用しないでください。

また、フィナステリドは子供や女性が使用する薬ではありません。特に妊娠中に女性が接触すると、胎児に先天性欠損症を引き起こす可能性があります。

保管には細心の注意を払い、万が一誤って子供や女性がタブレットに触れた場合はただちに石鹸と水で洗い流してください。

その他、フィナステリドを使用すると前立腺がんの発症リスクが高まる可能性があります。このリスクについての懸念がある場合は事前に医師に相談してください。
加えて、過去に以下の疾病を患った経験がある場合には、服用前に必ず医師に相談し安全性を確認してから服用してください。

医師に相談する必要が必要な症状・既往歴

  • 肝疾患、肝機能検査異常
  • 前立腺がん
  • 膀胱の筋肉障害
  • 尿道狭窄
  • 排尿障害

よくある質問

Q.プロペシアはジェネリックでも効果がありますか?
A.はい、ジェネリックでも同じ有効成分が同量含まれており、低コストながら同等の効果が期待できます。
Q.1日1錠以上飲むと効果は高まりますか?
A.いいえ、プロペシアの用法は1日1回1錠までとなっているため危険です。もし、より高い効果が必要な場合はザガーロへの切り替えやミノキシジルとの併用をおすすめします。