ウェルバトリンXL150ml/300ml(Wellbutrin XL)ザイパンジェネリック

ウェルバトリンXLとは

医薬品名

ウェルバトリンXL(Wellbutrin XL)

メーカー

グラクソスミスクライン(GSK)

有効成分

ブプロピオン塩酸塩(Bupropion)

効果・効能

禁煙

剤形

錠剤(tablet)

ウェルバトリンXLはニコチンへの渇望を抑えタバコの禁断症状を和らげることで禁煙をサポートする医薬品です。

先発薬のザイバンと同様の有効成分ブプロピオンを含有しています。

ブプオピオンは脳内でノルアドレナリンとドーパミンの取り込みを阻害する働きがあります。ニコチンに代わってドーパミンが放出されることで、タバコを吸った時の満足感が減り結果として禁煙が達成されます。

製造元のグラクソスミスクライン社は、イギリスのロンドンに本拠地を置く製薬会社です。世界的に有名な大手で、日本にも法人を持っています。 感染症、HIV、がんなど幅広い領域の医薬品の研究開発を行っています。

効果・効能

ウェルバトリンXLの有効成分であるブプロピオンの正確な作用機序は明らかではありませんが、脳内のノルアドレナリンとドーパミンの再取り込みを阻害することにより喫煙への衝動を減らし、離脱症状(イライラ感、怒り、不安など)を軽減する効果が期待できると考えられています。

有効成分のブプオピオンはもともとNDRIと呼ばれる抗うつ薬ですが、禁煙補助薬としての効果が認められアメリカのFDAから認可を受けています。

ブプオピオンは脳内でのノルアドレナリンおよびドーパミンの再取り込みを阻害することで濃度を上昇させ、徐々にタバコへの渇望や離脱(禁断)症状を和らげるとされています。

飲み方・使い方

ウェルバトリンXLは以下の用量を水またはぬるま湯で服用してください。

薬は突然中止すると不快な離脱症状を引き起こす可能性があるため、ご注意ください。
ただし、7週間以上使用した後にも禁煙に問題がある場合は医師にご相談ください。

ニコチンパッチやガムとの併用は可能ですが、ニコチン摂取量が多すぎると深刻な副作用を引き起こす可能性があるため喫煙や過剰摂取はしないでください。

薬は常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。
また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

ウェルバトリンXLの有効成分ブプロピオンは以下の副作用を引き起こすことがあります。
これらは一般的な副作用で、体が薬に慣れることで軽減するため特に医師の治療も必要としません。

また、ウェルバトリンXLは服用によりうつ病など精神的な問題を引き起こす可能性があります。
不安、うつ病、パニック発作、睡眠障害など気分や行動の変化が起こる場合は医師に相談してください。

ただし、以下の症状が現れる場合には医師の治療を受けてください。

その他にも、ウェルバトリンXLは服用により思考や反応が損われる可能性があります。
運転や運動、機械の操作など反応や注意力を必要とする動作はなるべく控え、行う場合も十分に注意してください。

相互作用

ウェルバトリンXLはアルコールの摂取により発作のリスクが高まる場合があります。
飲酒習慣を突然にやめる人のみに起こる発作などもあるため、飲酒習慣がある場合は事前に医師にご相談ください。

その他にも、ブプロピオンは他の特定の薬との相互作用により発作のリスクが高まる可能性があります。

相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられますので十分にご注意ください。

禁忌・注意点

一部の若者はウェルバトリンXLの服用により自殺願望が現れることがあります。服用中は本人や医師、家族ともに気分や症状の変化に注意してください。

また、以下に該当する場合はウェルバトリンXLなどブプロピオンの服用が禁止されています。

その他にも、特定の病状がある場合や特定の薬を使用している場合にけいれん発作を引き起こすことがあります。
以下に該当する場合は医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。