ブプロンXL300mg(bupron xl)ザイパン・ジェネリック
※パッケージリニューアルなどの理由により実際の商品とはデザインが異なる場合があります。
※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
※パッケージや説明書が付属せず簡易包装・PTPシートのみでの配送となる場合がございますが、ご了承ください。
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ブプロンXLの詳細
ブプロンXLとは
- 医薬品名
- ブプロンXL(BUPRON XL)
- メーカー
- サン・ファーマ(Sun Pharmaceutical Industries)
- 有効成分
- ブプロピオン塩酸塩(Varenicline Tartrate)
- 効果・効能
- 禁煙
- 剤形
- タブレット(tablet)
ブプロンXLは経口の禁煙補助薬で、服用することでニコチンへの渇望を抑える、タバコの禁断症状を和らげるという2つの効果があります。
これは有効成分・ブプロピオンが脳内でノルアドレナリンとドーパミンの取り込みを阻害する機能と関連があるとされ、ニコチン補充療法に頼らない自然な禁煙が可能となっています。
ただし、ブプロピオンは過剰摂取や発作のリスクが増すことが知られています。これはアルコールの影響によっても起こるため用法・用量、禁忌には十分ご注意ください。
製造元のサン・ファーマはインドのムンバイに本社を置く国際的製薬会社で、日本やアメリカ、カナダ、ヨーロッパをはじめ各国で医薬品を製造・販売しています。
インド初の企業としては日本法人をもち厚生労働省にも医薬品承認を受ける数少ない存在で、先進国でも承認を受ける高い製薬技術が大きな特徴です。
ブプロンXLの有効成分ブプロピオンになぜ禁煙効果があるのか、正確なメカニズムはまだ明らかになっていません。
しかし、脳内でノルアドレナリンとドーパミンの再取り込みを阻害する作用により禁煙効果を及ぼすとする説が有力です。
臨床試験の結果ではニコチンガムやニコチンパッチといったニコチン補充療法よりも高い禁煙効果が得られており、プラシボの可能性は否定されています。
ただし、ブプロピオンは過剰摂取、アルコールとの相互作用により発作のリスクが高まることがすでに知られています。ご使用の際には用法・用量、禁忌に十分留意の上で服用してください。
また、うつ病のために個人輸入などでウェルブトリンを服用している場合もブプロンXLの服用が禁止されています。
効果・効能
ブプロンXLの有効成分ブプロピオンで禁煙できる機序は未だ明らかになっていませんが、服用により喫煙への衝動を減らし、離脱症状(イライラ感、怒り、不安など)を軽減する効果が明らかになっています。
これは脳内の神経伝達への作用により起こるものとされています。
脳内の神経伝達物質ノルアドレナリンやドーパミンはシナプスから分泌・再回収されていますが、ブプロピオンにはこの回収機構に部分的に作用することで再回収を妨げます。
再取り込みされないため脳内のノルアドレナリン濃度・ドーパミン濃度も高く維持されるようになり、これにより禁煙が可能になるとされています。
飲み方・使い方
1日1回1錠を水またはぬるま湯で服用してください。
薬は突然中止すると不快な離脱症状を引き起こす可能性があるため治療完了まで飲み切る必要がありますが、7週間以上使用した後にも禁煙に問題がある場合は医師にご相談ください。
ニコチンパッチやガムとの併用も可能ですが、ニコチン摂取量が多すぎると深刻な副作用を引き起こす可能性があります。
併用する場合には喫煙はもちろんパッチやガムの過剰摂取も禁止です。
薬は常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。
また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
ブプロンXLの有効成分ブプロピオンは以下の副作用を引き起こすことがあります。
これらは一般的な副作用で、体が薬に慣れてくるため特に医師の治療も必要としません。
主な副作用
- 口渇、喉の痛み、鼻づまり
- 耳鳴り
- かすみ目
- 吐き気、嘔吐、胃の痛み、食欲不振、便秘
- 睡眠障害(不眠症)
- 振戦、発汗、不安、緊張
- 頻脈
- 頭の錯乱、動揺、敵対的になる
- 発疹
- 減量
- 排尿の増加
- 頭痛、めまい
- 筋肉や関節の痛み
また、ブプロンXLは服用によりうつ病など精神的な問題を引き起こす可能性があります。
不安、うつ病、パニック発作、睡眠障害など気分や行動の変化が起こる場合は医師に相談してください。
ただし、以下の症状が現れる場合には医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 発作(けいれん)
- 錯乱、気分や行動の異常な変化
- 重度のかすみ目、視野狭窄、眼の痛みや腫れ、光の周りに暈が見える
- 心拍が不規則になったり早くなる
- 躁病の徴候(競争的な思考、エネルギッシュ、無謀な行動、極端な幸福感や怒りを感じる、口数が増える、睡眠に深刻な問題を抱える)
その他にも、ブプロンXLは服用により思考や反応が損われる可能性があります。
運転や運動、機械の操作など反応や注意力を必要とする動作はなるべく控え、行う場合も十分に注意してください。
ブプロンXLは有効成分ブプロピオンにより副作用を引き起こすことがあります。
通常は体が薬に慣れるため医師の治療も必要としませんが、持続したり程度が厄介な場合には医師に相談してください。
一般的な副作用
- 便秘
- 食欲減退
- 目まい
- 発汗増加
- 胃痛
- 震え
- 異常な体重減少
あまり一般的でない副作用
- かすみ目
- 味覚の変化
- 眠気
- 頻尿
- 咽頭痛
- 極度の幸福感
ただし、服用中に次の副作用のいずれかが発生した場合はすぐに医師の治療を受けてください。
一般的な副作用
- 不安感
- 口渇
- 過呼吸
- 不整脈
- 易刺激性
- 落ち着きのなさ
- 震え
- 睡眠障害
あまり一般的ではない副作用
- 耳鳴り
- ひどい頭痛
- 発疹、じんま疹、かゆみ
珍しい副作用
発生率は不明
- 挙動が制御できない
- 怒り
- 他人への暴行や攻撃的なさま
- 攻撃的、衝動的なさま
- 胸痛、不快感
- 脈拍が速くまたは激しく鼓動する
- じっとしていられない
- 動き続けるのを止められない
- 発汗
- 興奮して話したり、感じたり、行動したりする
過剰摂取の症状(緊急を要する)
- 立ちくらみ、めまい、失神
- 意識消失
- 遅いまたは不規則な心拍
- 異常な疲労
相互作用
ブプロンXLはアルコールの摂取により発作のリスクが高まることがあります。
飲酒習慣がある場合は事前に医師に相談してください。飲酒習慣を突然にやめる人のみに起こる発作などもあるためです。
その他にも、ザイバンは他の特定の薬との相互作用により発作のリスクが高まる可能性があります。
相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
全てについては列挙できないため事前に医師に相談するなどし、十分にご注意ください。
禁忌・注意点
一部の若者はブプロンXLの服用により自殺願望が現れることがあります。服用中は本人や医師、家族ともに気分や症状の変化に注意してください。
また、以下に該当する場合はブプロンXLなどブプロピオンの服用が禁止されています。
薬を使用できないケース
- 発作、摂食障害がある
- アルコール、発作薬、鎮静剤の使用を突然停止した
- うつ病治療のためにウェルブトリンを服用している(禁煙も禁止)
- 過去14日間にMAO阻害剤を使用したことがある(イソカルボキサジド、リネゾリド、メチレンブルー注射、フェネルジン、ラサギリン、セレギリン、トラニルシプロミンなど)
- ブプロピオンに対してアレルギーがある
- 発作性疾患
- 食欲不振や過食症などの摂食障害
その他にも、特定の病状がある場合や特定の薬を使用している場合にけいれん発作を引き起こすことがあります。
以下に該当する場合は医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。
医師に確認が必要な既往歴・症状
- 頭部外傷、けいれん発作、脳や脊髄の腫瘍
- 狭隅角緑内障
- 心臓病、高血圧、心臓発作
- 糖尿病
- 腎臓や肝臓の疾患(特に肝硬変)
- うつ病、双極性障害、その他の精神疾患
- 飲酒習慣がある
- 妊娠中・授乳中である
よくある質問
- Q.ブプロンSRとブプロンXLは何が違いますか?
- A.有効成分は同じですが、ブプロンSRは1日2回服用、ブプロンXLは1日1回復用と用法用量が異なります。
- Q.ニコチンパッチやニコチンガムのようにニコチンは含まれてますか?
- A.いいえ、ニコチンは含まれておらずニコチン摂取なしで禁煙が可能です。
- Q.そもそも禁煙効果はあるのでしょうか?
- A.はい、臨床試験の結果により何もしない場合はニコチンパッチやガムに比べて有意な結果が明らかとなっています。
そのような試験を経て各国政府に認可された成分です。