ナファゾリン・フェニレフリン点眼液10ml(ANDRE I-KUL Eye Drops)

ナファゾリン・フェニレフリン点眼液とは

医薬品名

ナファゾリン・フェニレフリン点眼液(ANDRE I-KUL Eye Drops)

メーカー

インタスファーマ(Intas Pharma)

有効成分

ナファゾリン(Naphazoline Hydrochloride)/フェニレフリン(Phenylephrine Hydrochloride)

効果・効能

目の充血/疲れ目

剤形

目薬(Eye drops)

ナファゾリン・フェニレフリン点眼液は充血や疲れ目を解消し瞳を綺麗に見せてくれる効果が期待できます。

有効成分のナファゾリンは血管収縮作用があり、目の充血を解消することで綺麗な白目をキープする効果が期待できます。

もう一つの有効成分フェニレフリンは充血を改善するほか、交感神経を刺激することで瞳孔を開く作用(散瞳)があります。
黒目の部分は光の反射率が高いため、キラキラとした黒目がちな瞳を演出してくれます。
ナファゾリン・フェニレフリン点眼液ではフェニレフリンを低濃度に調節しているため眩しさなどの副作用が生じにくくなっています。

勉強や仕事での眼精疲労やドライアイによる充血といったお悩みにも有効です。

製造元のインタスファーマ社はインドのグジャラートに本拠地を置く製薬会社です。 インド国内ではトップ10に入る大手製薬会社で、アメリカやヨーロッパを始め世界各国に医薬品を販売しています。 アメリカのFDA(食品薬品局)やイギリスのMHRA(医薬品・医療製品規制庁)から承認を受ける企業なので品質は非常に高いと言えるでしょう。

効果・効能

ナファゾリン・フェニレフリン点眼液は目の充血を改善して白目と黒目を綺麗に見せる効果が期待できます。

白目には細い毛細血管が存在しますが、眼精疲労やアレルギーなどで炎症が起こると血管が拡張し充血してしまいます。

有効成分のナファゾリンは血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる作用があり、これによって目の充血を解消する効果が期待できます。

また、もう一つの有効成分フェニレフリンは血管平滑筋にある交感神経の受容体の1つであるα1受容体に作用して交感神経を刺激し、血管を収縮させることでナファゾリン同様目の充血を改善します。
加えて、瞳孔散大筋に作用して瞳孔を開く作用があり黒目を大きく見せてくれる効果も期待できます。

飲み方・使い方

ナファゾリン・フェニレフリン点眼液は下まぶたを軽く引き、点眼剤の先が目やまつ毛に触れないように注意して1滴を点眼してください。

点眼後は数分間目を閉じます。この時に目頭を軽くおさえるとより効果的です。

使用は1日2～3回までにとどめてください。

コンタクトレンズを使用している方は、コンタクトを外してから使用するようにしてください。

2種類以上の点眼液を併用する場合は5分以上間隔をあけるようにしてください。

保管はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

ナファゾリン・フェニレフリン点眼液は使用により副作用が発生する可能性があります。
もし程度が気になるようでしたら医師にご相談ください。

しかし、以下の症状が現れる場合はただちに薬の使用を中止し医師の治療を受けてください。

相互作用

MAO阻害剤　セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)、サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)を使用中の場合はナファゾリン・フェニレフリン点眼液を使用しないでください。

また、以下に挙げる成分はフェニレフリンと相互作用を引き起こす可能性がありますので必ず事前に医師にご確認の上服用してください。

その他にも、ナファゾリン・フェニレフリンとの相互作用を引き起こす可能性は、処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。

禁忌・注意点

有効成分のナファゾリン・フェニレフリンに対してアレルギーがある、MAO阻害剤の投与を受けている、狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因があるの場合はナファゾリン・フェニレフリン点眼液を使用できません。

また、以下に該当する場合は必ず医師に相談し安全性を確認した上で服用してください。

目のかすみ・眩しく感じるなどの症状が現れることがあるため、車の運転や危険な作業はできるだけ控えるかくれぐれも注意してください。

また、長期間にわたり大量使用すると血管の反応性低下による二次充血が現れる恐れがありますのでご注意ください。