プロバンサイン15mg(Pro-Banthine)
登録日: 2023年5月10日 | 更新日: 2024年6月14日
※パッケージリニューアルなどの理由により実際の商品とはデザインが異なる場合があります。
※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
※パッケージや説明書が付属せず簡易包装・PTPシートのみでの配送となる場合がございますが、ご了承ください。
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プロバンサイン(Pro-Banthine)の商品詳細
プロバンサインとは
- 医薬品名
- プロバンサイン(Pro-Banthine)
- メーカー
- 協和キリン(Kyowa Kirin Limited)
- 有効成分
- プロパンテリン臭化物(Propantheline)
- 効果・効能
- 消化性潰瘍 / 頭・背中・脇など全身の発汗(多汗症) / ワキガの改善
- 剤形
- 錠剤(Tablet)
- 塗る制汗剤では抑えきれない汗に 有効成分が発汗の原因となるアセチルコリンをブロック。体の内側から汗を抑えます。
- ワキガの臭い対策にも 汗の量が減ることで、気になる臭いも予防・改善します。
- 腹痛や下痢にも有効 胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症、膵炎、胆道ジスキネジーなど多くの消化器系の症状に対しても用いられる医薬品です。
プロバンサインは飲み薬タイプの制汗剤です。
有効成分のプロパンテリンはアセチルコリンが汗腺に届くのを妨げる働きがあり、発汗量を減らす効果が期待できます。
1錠で全身の発汗を4~5時間に渡って抑えることができるため、塗る制汗剤では効果を実感できない場合や全身的に発汗量が多い場合に適した医薬品です。
胃腸や泌尿器系の筋肉を弛緩させる効果があることから、多汗症のみならず胃炎、下痢、胆管炎、胆石、膵炎などによる腹痛や夜尿症・遺尿症にも用いられます。
製造元の協和キリンは1949年創業の製薬会社でキリンホールディングスの子会社です。花粉症治療薬「アレロック」やパーキンソン病治療薬など様々な分野における医薬品の研究・開発および輸入を行っています。
汗は皮膚に存在するエクリン汗腺から分泌されます。人のエクリン汗腺は約200万~500万あると言われていますが、多汗症の場合は1つの汗腺から分泌される汗の量が通常よりも多いことが分かっています。
緊張や不安、ストレスなどによって交感神経からアセチルコリンが放出されるとエクリン汗腺の受容体に作用し大量の汗が分泌される仕組みです。
プロバンサインは、アセチルコリンが汗腺に届くのを妨げることで、発汗量を減らす効果が期待できます。
ただし、制汗作用が強いため、運動中や夏場は熱中症や脱水症状にご注意ください。
また、眼の調節障害、眠気を起こすことがあるので、プロバンサイン服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
効果・効能
プロバンサインは服用により胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、夜尿症、多汗症などを治療する医薬品です。
プロバンサインの有効成分プロパンテリンは合成副交感神経遮断薬で、副交感神経支配器官である平滑筋、心筋、分泌腺などにおいてアセチルコリンの作用を競合的に遮断します。
これよって消化管の収縮を抑えたり筋肉の緊張を緩和することで胃炎など消化器系の症状を改善します。
また、発汗を促すアセチルコリンの働きを抑えるため、発汗量を抑え多汗症を改善する効果が期待できます。
プロバンサインの詳しい適応症は以下の通りです。
適応症
- 下記疾患における分泌・運動亢進ならびに疼痛
胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー、夜尿症または遺尿症、多汗症
飲み方・使い方
プロバンサインは1回1錠を1日3~4回水またはぬるま湯で服用してください。
年齢や症状に合わせて適宜増減してください。
制汗の効果は服用後1時間ほどで効き始め、その後4~5時間ほど持続します。
薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。
子供やペットがいる場合には誤飲を避けるため保管場所には細心の注意を払いましょう。
副作用
プロバンサインは服用により以下の副作用が起きる場合があります。
これは一般的な副作用で体が慣れて低減していく可能性もあるため医師の治療も特に必要としません。
一般的な副作用
- 眼の調節障害
- 口の渇き
- 便秘
- 排尿障害
ただし以下の副作用がみられる場合は、ただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
あまり一般的でない副作用
- 頭痛・頭重
- めまい
- 眠気、不眠など
- 腹部膨満・不快感
- 胸やけ
- 胸内苦悶
- 倦怠感
- 顔面潮紅
- ほてり
- しわがれ声
稀な副作用
- 発疹
発生頻度不明の副作用
- 心悸亢進
相互作用
プロバンサインは一部の薬剤と相互作用を引き起こす可能性があります。
以下の薬剤を使用している場合は必ず医師に安全性をご確認ください。
医師に確認が必要な薬
- 三環系抗うつ剤
イミプラミン、アミトリプチリン - フェノチアジン系薬剤
プロクロルペラジン、クロルプロマジンなど - モノアミン酸化酵素阻害剤
- ジゴキシン
- メチルジゴキシン
プロバンサインに影響を及ぼす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多く挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもので全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。
禁忌・注意点
有効成分プロパンテリンにアレルギーがある場合は服用しないでください。
以下に該当する場合も同様に薬を服用しないでください。
薬を服用できない症状
- 閉塞隅角緑内障
- 前立腺肥大による排尿障害
- 重篤な心疾患
- 麻痺性イレウス
また、以下に該当する場合は必ず医師に相談し安全性を確認してから薬を服用してください。
医師の確認が必要な場合
- 前立腺肥大(排尿障害がある場合を除く)
- 甲状腺機能亢進症、うっ血性心不全、不整脈
- 潰瘍性大腸炎
- 開放隅角緑内障
- 高温環境
- 妊娠中・授乳中
- 小児
- 高齢者
夏場など高温環境下ではプロバンサインの発汗抑制作用により体温が上昇しやすくなる場合がありますので十分ご注意ください。
眼の調節障害、眠気を起こすことがあるので、プロバンサイン服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
よくある質問
- Q.飲むタイミングを教えてください。
- A.発汗を抑えたい時間の1時間前に服用してください。
- Q.どれくらい効果が持続しますか?
- A.1錠の服用で約4~5時間効果が持続します。
- Q.妊娠中ですが服用しても構いませんか?
- A.妊娠中の方の使用は推奨されていません。どうしても服用したい場合には以前に医師にご相談ください。
- Q.塗る制汗剤と併用しても良いですか?
- A.はい。パースピレックスロールオンなどの制汗剤と併用することでより発汗抑制効果が期待できます。
ただし、夏場や運動中などに汗を抑えすぎると熱中症を引き起こすおそれがありますのでご注意ください。
通販で購入前に必ずお読みください
商品説明について
商品説明・概要・成分・服用方法・禁忌・注意点・副作用などは説明書を 和訳したり一般的な情報をまとめています。 使用方法が不明な方、併用禁忌薬がわからない方は専門の医師やかかりつけの医師に相談してから購入・服用して下さい。
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初めてなので先発薬のプロバンサインを購入しました。
おかげで、顔、脇、手など体の汗が全く気にならなくなりました。
特に大事な会議前には欠かせないです。 -
多汗症のため長年プロバンサインを服用しています。
・空腹時に飲むこと
・飲んでから1時間ほどは食事を摂らないこと
を気を付けた方が良いです。