プレマリンVGクリーム0.625mg(Premarin VG Cream)

プレマリンVGクリームとは

医薬品名

プレマリンVGクリーム(Premarin VG Cream)

メーカー

ワイス(Wyeth Ltd)

有効成分

コンジュゲートエストロゲン(Conjugated Estrogens)

効果・効能

腟炎・性交痛の改善/バストアップ

剤形

クリーム(Cream)

プレマリンVGクリームはエストロゲン配合の膣用クリームです。

エストロゲンは主に卵巣から分泌される女性ホルモンの一種で、女性らしい体つきの形成・月経周期のコントロール・妊娠の準備・コレステロール値の調整・骨密度の維持・肌のハリ・ツヤの維持など重要な役割を果たしています。

エストロゲンが減少すると更年期障害、月経不順、不正出血、膣炎、性欲の減退、皮膚の乾燥、シワやくすみ、抜け毛の増加などの症状があらわれることがあります。

プレマリンVGクリームは膣に直接塗るタイプの外用薬で、エストロゲン不足による膣の乾燥や萎縮を緩和し膣炎や性交痛を改善する効果が期待できます。

その他にも、肌やバストに塗って使用することもでき、肌のハリ・ツヤ回復やバストアップなど美容面でも効果が期待できます。

製造元のワイス社はアメリカのニュージャージーに本社を置く製薬会社で、現在は世界的大手製薬会社・ファイザーの傘下に入っています。 日本でも知名度の高いメーカーで多くの医薬品で厚生労働省の承認を得るなど高い製薬技術を持つため、医薬品も非常に高い安全性・信頼性を誇ります。

効果・効能

プレマリンVGクリームのエストロゲンは、主に卵巣から分泌される女性ホルモンの一種です。

エストロゲンの分泌は35歳をピークに減少し始めるとされており、閉経後は顕著に減少します。
エストロゲンが減少すると更年期障害を始めとする心身の不調が起こりやすくなってしまいます。

プレマリンVGクリームは、エストロゲン減少に伴う膣の乾燥や萎縮を防ぐための膣用クリームで、直接膣にエストロゲンを補充することで膣炎や性交痛を改善する効果が期待できます。

膣用クリームですが、肌やバストにも使用でき、美肌やバストアップとしても有効とされています。

飲み方・使い方

プレマリンVGクリームは1日0.5g～2gを目安に患部に薄く塗り広げてください。

3週間使用したら1週間休薬します。

膣内に使用する場合は、以下の手順に従い専用のアプリケーターを使用してください。

アプリケーター使用時は、膣を傷つけないように注意してください。

薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。
子供やペットがいる場合には誤飲を避けるため保管場所には細心の注意を払いましょう。

副作用

プレマリンVGクリームは使用により副作用が起こる場合があります。

以下は一般的な副作用ですが、程度が重い場合は医師に相談しても良いでしょう。

ただし、以下の副作用が見られた場合にはただちに使用を中止し医師の診察を受けてください。

相互作用

プレマリンVGクリームが他の薬剤と相互作用を引き起こす可能性は低いです。

ただし、プレマリンVGクリームに影響を及ぼす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで様々な成分に可能性がありますのでご注意ください。

禁忌・注意点

プレマリンVGクリームの成分にアレルギーがある場合は服用しないでください。

また、過去に以下に該当する場合には必ず医師に相談し安全性を確認してから薬を服用してください。

閉経後に1年以上卵胞ホルモン剤を使用した女性は、子宮内膜癌のリスクが高まることが報告されています。しかし、このリスクは黄体ホルモン剤を併用することで抑えられる可能性があります。
一方で、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を併用している女性では乳癌になる危険性が高くなるため、リスクについて医師に相談しながら使用を検討してください。